ルート66 ファンならずとも、週末になれば近郊の街からの観光客でも賑わうアリゾナ州ウィリアムズの街ですが、目抜き通り(ルート66)でも幾つかの空き店舗は目立つ他、長期的な問題もまた抱えていました。
確かに観光業は活況を呈していて、長年この地でビジネスを営む人々によれば、15年ぐらい前は夕方5時あたりにはすっかり街は静かになっていたものの、最近ではレストラン、BAR、それにお土産屋さんも深夜までオープンしているんだとか。但しそれも観光シーズンのみの話。オフシーズンのビジネスは確実に減っているそうです。一年を通して考えた時に僅か2、3か月の収入ではとても安定した暮らしは望めません。
また、ルート66 ダウンタウンに加え、グランドキャニオン鉄道は街の経済を助ける大きな収入源の一つでしたが、昨今自家用車やバスツアー等で街に立ち寄らず直接公園に行く人々が増えたため、今後の上昇を見込むのは難しそうです。

更に、それ以上の悩みとなるのはやはり住宅問題ではないでしょうか。ウィリアムズで働く多くの従業員は、低賃金のサービス・観光産業に従事しています。彼らの何んかは、街中または近くにアパートや家を買う余裕がありますが、多くの人は更に遠くの田舎からより通勤せざるを得ません。街はこの問題を認識しており、あらゆる方法を通じて、より多くの住宅開発者を引き付けることが出来ないものかと知恵を絞っています。

ここウィリアムズだけではなく、Route 66 の幾つかの街では、特にニューメキシコ州サンタローザに代表されるよう、住宅問題は大きな悩みの種です。 ニューメキシコ州トゥクムキャリではルート66 な頼る観光を止め、より高い賃金の仕事をもたらす雇用主を誘致しようと考えているようです。ここ数年続いた夏のロカビリー祭典が今年を最後に一旦終了した経緯はこんな要因も見え隠れします。しかしながら市として観光は依然として重要な収入源であるため、多くの住民はその考え方には反対しており、今後も目を話せない話題であることは間違いありません。


投稿本文は当アソシエーション公式提携先である、Ron Warnick 氏の運営する
Route 66 News 」に掲載された、”The highs and lows of Williams, Arizona” より転載、加筆修正したものです。