「ステイホーム」の流れとともに、最近様々なところでルート66にまつわる話をする機会が増えたのですが、よく聞かれる質問の一つに「ルート66を全部走るとなると幾らぐらいかかるのですか」があります。
多分ほとんどの方々が一度は必ず考える、とても良い質問なのですが、残念ながらスパッときれいに回答することが出来ません。それはただ単純にコストを計算する要件がケースバイケースで異なるからです。

ルート66を全線走破する、と言っても1か月ぐらいしっかりと時間をかけて廻ることが出来る人もいれば、一週間で走り切らないとお休みが足りない人もいます。走破が目的だから簡易ロッジや、テント泊でも良い人もいれば、しっかりとしたホテルで疲れを取りたい人もいます。果ては目的地の一つ一つで記念品収集が趣味だったり。。。
要は皆さんそれぞれの好みで自由に走れば良いので、中々固定コストの計算は難しいというわけです。

そんな中、今から4年ほど前になりますが、Megan Leonhardt さんが、米国著名旅行雑誌「Travel + Leisure」や、Money.com のコラムで、約2,400マイルにも及ぶルート66を走ったらいくらかかるのか、という記事を書きました。
もちろん2021年の今とは物価が多少変わっています(特にガソリン代)ので、この数字通りには行きませんが、ある程度の指針にはなるのではないでしょうか。
以下、Megan さんの記事より抜粋してお届けします。

尚、注意事項?として、下記のルート及び試算は、
① Lonely Planet社の新刊『Epic Drives of the World』に掲載されているシカゴからロサンゼルスまでのルートとほぼ同じルートを使ったこと
② 途中の主なアトラクションを楽しむ時間を確保するために、2週間を予定していること
③ 夏の極端な気温を避けるために、晩春、初夏、秋のいずれかに旅行すること
をベースに書かれています。

1日目:シカゴにタッチダウン
旅の初日は、シカゴオヘア空港とシカゴミッドウェイ空港のいずれかへ。その後、シカゴ市内を散策したり、有名なリグレー・フィールドでアメリカの人気スポーツを楽しんだりしてください。

Image from “Travel+Leisure”

2日目:シカゴ市内
フィールド自然史博物館など、シカゴのランドマークを見学しましょう。ルート66の象徴的な出発点であるグラントパークのシカゴ美術館もぜひ訪れてみてください。シカゴ最後の公式US-66サインは、美術館のすぐ南側の街灯に掲げられていました。この地域を訪れた際には、ジャクソン・ブルバードをドライブして、ルー・ミッチェルのダイナーでコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。この店はシカゴの名物であり、ルート66の伝説でもあります。

3日目:シカゴからセントルイス
さあ皆さん、気持ちの準備はいいですか? 今日は、セントルイスに向けて南に約300マイル走行します。イリノイ州のポンティアックに立ち寄り、Route 66 Association Hall of Fame & Museum は忘れずに訪れてください。セントルイス郊外での宿泊をご希望の場合は、ミズーリ州レバノンにある有名なマンガー・モス・モーテルがいいですよ。

Image from “Travel+Leisure”

4日目: セントルイスにて
この日は、セントルイスの観光を楽しみましょう。セントルイスの象徴であるゲートウェイ・アーチを見て、頂上まで行ってみましょう。国立ブルース博物館では、ブルースの歴史や地域性を紹介するインタラクティブな展示物や資料が多数展示されています。音楽ファンは見逃せませんね!一日の終わりは、Ted Drewes Frozen Custardのスイーツで締めくくりましょう。

5日目:セントルイスからタルサ
セントルイスから南西に向かって車を走らせると、有名なメラメック洞窟に寄り道してみましょう。ドライブの最後には、1970年代から観光客を楽しませている長さ3mの「カトゥーサのシロナガスクジラ」の写真を撮ってください。タルサでは、S・E・ヒントンの小説「アウトサイダー」にも登場したドライブイン映画館「アドミラル・ツイン・ドライブイン」で映画を見てくつろぎましょう。夜は、ルート66に面したブティックホテル「キャンベル・ホテル」でおくつろぎください。

Image from “Travel+Leisure”

6日目:タルサ~オクラホマシティ
オクラホマシティに向かう途中、アルカディアにある象徴的なお店「ポップス」に立ち寄ってみましょう。昔ながらのソーダショップで、700種類ものフレーバードリンクがあり、高さ3メートルのネオンのソーダボトルと一緒に提供されています。1900年代に建てられた公営の家畜市場だったストックヤード・シティは、現在では西部劇をテーマにしたショッピングや食事が楽しめる場所になっています。ダウンタウンには、1995年に起きた連邦ビル爆破事件の犠牲者や生存者を記念して建てられたオクラホマシティ国立記念館・博物館があります。

7日目:オクラホマシティからアマリロ(テキサス州)へ
今日はテキサスに移動して、パンハンドルを素早く横断します。まず、テキサス州マクリーンまで185マイル走り、デビルズ・ロープ・ミュージアムを訪れましょう。この博物館では有刺鉄線の歴史や使い方、種類について学ぶことができます。その後、アマリロに移動し、そこで一泊します。アマリロの郊外には、インスタ映えする「キャデラック・ランチ」があります。これは1970年代に作られたパブリック・アートで、10台の装飾されたキャデラックが直立しています。また、数十台のビンテージRVが展示されているJack Sisemore Traveland RV Museumも見逃せません。

8日目:アマリロからアルバカーキへ
テキサスに別れを告げる前に、シカゴとロサンゼルスの中間地点であるエイドリアンに立ち寄ります。その後、ニューメキシコ州のトゥカムカリを経由してアルバカーキに向かいます。この区間は、ルート66の中でも「最も保存状態が良い」ノスタルジックな街です。Blue Swallow Motel や、Tee Pee Curiosのようなショップがあります。

Image from “Travel+Leisure”

9日目:アルバカーキにて
車を降りて、アルバカーキを1日かけて探索しましょう。インディアン・プエブロ文化センターを訪れたり、サンディア・ピーク・トラムウェイから砂漠の豪華な景色を眺めたりしましょう。また、アルバカーキにはペトログリフ国定公園があります。ペトログリフ国定公園は、ネイティブアメリカンや初期のスペイン人入植者によって彫られたエッチングやシンボルがある火山岩で埋め尽くされた17マイルのトレイルです。

10日目:アルバカーキからフラッグスタッフ(アリゾナ州)へ
アルバカーキから約1時間のところに、アメリカで最も古くから人が住んでいるアコマ・プエブロがあります。ここに立ち寄ってから、アリゾナ州フラッグスタッフに向かいます。「Diablo Burger」のような地元のレストランでは、お店のロゴが入ったイングリッシュマフィンに挟まれたシグネチャーサンドイッチを食べることができます。夕方には、1930年に科学者が冥王星を発見したことで有名なローウェル天文台はいかがでしょうか。

Image from “Travel+Leisure”

11日目: フラッグスタッフ周辺
フラッグスタッフを拠点にして、屋外での一日を過ごしてみましょう。自然の驚異を感じることができる場所が沢山あります。セドナの近くにあるレッドロック州立公園では、息を呑むような赤い砂岩の峡谷を見ることができ、トレイルを歩くことができます。また、近くには有名なポンデローサ松のあるココニーノ国有林もあります。また、街の近くにあるウォルナットキャニオン国定公園では、古代シナグア族の崖の住居を見ることができます。

12日目:フラッグスタッフからバーストウ(カリフォルニア州)へ
フラッグスタッフを後にして、西のカリフォルニアに向かいます。アリゾナ州セリグマンにある「デルガディロズ・スノーキャップ・ドライブイン」で早めの昼食をとりましょう。これはルート66の伝統的なダイナーで、ユーモアのある料理を提供しています。冒険心のある方は、カリフォルニア州ケルソーにある列車の車庫を改造したモハーベ国立保護区のビジターセンターを目指してドライブしてください。午後はプロビデンス・マウンテンを巡って、有名なジョシュア・ツリーを見ることができます。夜は、砂漠を旅する人たちの典型的な交差点であるバーストウの近くで宿泊します。

Image from “Travel+Leisure”

13日目: バーストウからロサンゼルス
ルート66の最後のロサンゼルスまでの距離は130マイル強で、真西を向いています。サンタモニカ桟橋にあるルート66の標識が、この壮大な旅の終わりを示していますので、達成感に浸ってください。1920年代のルーフカルーセルに乗ったり、ベニスビーチまでのビーチフロントの遊歩道を歩いたりしてみましょう。

14日目:L.A.から帰路につく
ロサンゼルスに行ったことがない方は、出発前にHollywood Boulevardを散策してみてください。ここにはハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムがあり、グラウマンズ・チャイニーズ・シアターで映画を見る時間もあるかもしれません。

という流れでざっと試算しますと、、、?

225 ドル: シカゴからロサンゼルスまでのガソリン代
1,678ドル:宿泊費
543ドル:食費
182 ドル : エンターテイメント
267ドル:シカゴ-ロサンゼルス間の平均片道航空運賃(復路用)
31ドル:ポイント・トゥ・ポイント・トリップのための2週間の平均的なエコノミーカーのレンタル料(1日あたり)合計:3,626ドル

いかがでしたでしょうか?人それぞれ見たいもの、行きたい場所等の興味は千差万別のため、必ずしもこれらが皆さんのアテンションを引くとは限りませんが、何らかの参考にはなったのではないでしょうか。

ルート66、日本アソシエーションでは、ルート66に行かれたい方々の相談にも積極的に乗りますので、是非お問合せください。