OrganMiami

オクラホマ州マイアマ―のコールマン・シアターに鎮座するワーリッツァー製パイプオルガンは今年で帰還20周年を迎えようとしています。オルガンはシアターのオープンする一年前、1928年に出来上がりました。
約20年前、このオルガンの「帰還」に一役買ったのが350マイルも離れたテキサス州に住む一人の男性です。1970年代にコールマン・シアターが不振で喘いでいた際、当時のオーナーがタルサの礼拝伝道師に売却。更にその後、そのオルガンは Jim Peterson 氏、テキサスのオルガン愛好家へと売られたのです。
1990年代に入り、マイアマ―の歴史保存団体がオルガンを再度シアターに取り戻したいと行動を起こした時、Peterson 氏から願ったり適ったりのオファーが舞い込みます。売却に際してその条件はたった一つ、Peterson 氏がそのオルガンを「運び、設置する」ということでした。
1996年5月、無事オルガンの帰還を祝うセレモニーが行われましたが、Peterson 氏はそれまで自宅のあるテキサスからマイアマ―まで何度も往復し、修理から各部のアップデートまできめ細かにオルガンの面倒を見たと伝えられています。現在は、Peterson 氏の健康状態もあり、オクラホマ州ノーマンの Red River Pipe Organ 社がそのオルガンのケアに当たっているようです。

現在シアターのガイドツアーでは勿論、このオルガンを見ることが出来ますし、今までも何度か映画やコンサートにも使用されました。次回は3月5日~6日、オルガンマスター、Dennis James 氏の手によって1929年のサイレント・コメディ「Why Be Good? 」に登場します。近くまで行く方は是非この機会にマイアマ―の素敵な歴史に触れてみてはいかがでしょう?

*この記事は、Ron Warnick 氏運営の 「Route 66 News 」に掲載された”Coleman Theatre marks 20 years of organ’s homecoming“より抜粋、加筆した内容です。