オバマ米国大統領が先週、モハべ砂漠中を通るルート66を「モハべ・トレイル国定史跡」と認定したことに対し、同ルート上同じく重要であるニューメキシコ州「ラバハダの丘」も今後どうなるのか、俄然注目を集めてきました。
一部の報道では、ニューメキシコ州のラバハダとユタ州のベアーズイアーズ地域はその土地の有効活用と住民の自然保護の立場が対立していることを拾い上げ「大統領は行政権の執行が必要か?」という論評まで出くる始末です。

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(写真は 66postcard.com より抜粋)

「ラバハダの丘」は、そこに砂利採掘場を作りたい鉱業会社と、国定史跡推進グループが長い間論争を繰り広げています。鉱業会社はラバハダ、1300エーカーのうち約50エーカーを使って採掘場を作る計画を持っていますが、サンタフェ郡は昨年その会社を相手取り法的手段に訴えました。近隣住民は当然のことながら、景観を損ねることに加え、埃や騒音に悩まされることを危惧しています。
地元メディア「サンタフェ・リポーター」によれば、先日サンタフェ郡はオバマ大統領に国定史跡認定の申請をすることで解決を図ろうとしましたが、意外にも申請に関して住民の意見が割れたことで住民投票は延期されています。

「ラバハダの丘」はサンタフェの街南に位置し、ルート66の最も古いルートの一つです。丘を上がって行く道筋は「エル・カミノ・レアル」(王の道)と呼ばれる通りの一部でその歴史は1600年代まで遡ります。20世紀に入ってその道はニューメキシコ・ハイウェイ1号線となりましたが、1926年~1932年までルート66の一部でした。

実は私もこのラバハダの丘には苦い経験があります。冬のサンタフェは極寒で、通常の気温はマイナスです。大雪が降るとそこは一番通行が困難なエリアに変わり、四輪駆動の車でないと通り抜けられないケースも少なくない。文字通り「鬼門」なのです。サンタフェに住んでいたころ、通勤で毎日この丘を通っていましたので、雪が降る度にかなりの苦労と気疲れをしたことを思い出します。

*この記事は、Ron Warnick 氏運営の 「Route 66 News 」に掲載された”La Bajada Hill may become a national monument“より抜粋、加筆した内容です。