Meramec

突然のニュースですが、ミズーリ州スタントン近郊にある、Meramec Caverns (メラメック洞窟)が、有毒ガスの発生が原因で少なくとも今年の夏あたりまで入場閉鎖されることになりました。

地元紙の報道によればその洞窟では、有機塩素化合物の一種である、トリクロロエチレンが規定以上検出され、米国環境保護局の調査の後、3月10日より閉鎖された模様。トリクロロエチレンは主に金属部品の脂を取り除くことに使用されますが、当局は発がん性物質を多く含むものとして警告しています。
この閉鎖によって、洞窟に携わる100人近い人達が職を一旦失い、近隣のモーテル、レストラン、ジェシージェームズ蝋人形館などは大きな経済的被害を被ることになります。
メラメック洞窟のホームページは「一時的に閉鎖します。ご迷惑をおかけします。」とだけ記載し、具体的な説明はしていません。

トリクロロエチレンは2003年頃から検知され、オーナーの Lester Turilli 氏は洞窟内の空気換気を良くすることでその濃度をあげないよう努力してきました。ひょっとしたら最近洞窟近郊であった大きな洪水被害によって引き起こされたことが一層拍車をかけたかもしれません。
米国環境保護局は2014年より様々な対策を講じているようですが、濃度を下げることに関して目立った成果が上がっていないのが現状のようです。2016年になって前年後半の調査データを基に、有害物質と病床登録に関する連邦調査局より一定の成果が見込めるまでの閉鎖を示唆する行政指導が行われました。

メラメック洞窟は1935年、Lester Dill氏によって一般公開されるようになりました。Dill氏はルート66をプロモートするに当って、車のバンパーに貼るステッカーを編み出したことでも有名な方ですが、19世紀に大悪党 Jesse James の隠れ蓑に使用されたことで一躍有名になりました。結局その事実は裏が取れていないのが現状ですが。。。

Route66 News の Ron Warnick 氏も危惧しているように、私もこの夏以降また再開するのかどうかに関しては疑問が拭えません。ハイウェイ44号線を通ると数多くのビルボードに、メラメック洞窟の宣伝文句を見ることが出来ます。発表によれば毎年約10万人が見学に訪れるとか。事態の一刻も早い改善を願って止みません。

 

*この記事は、Ron Warnick 氏運営の 「Route 66 News 」に掲載された”Meramec Caverns may be closed until mid-summer“より抜粋、加筆した内容です